自死めぐる小冊子発行 日本カトリック司教協議会諸宗教部門 2014年3月15日
日本カトリック司教協議会諸宗教部門は、自死をめぐるシンポジウムを2011年から3度にわたり主催してきた。昨年9月にカトリック梅田教会(大阪教区)で開催したシンポジウムを記録した小冊子『宗教者の使命――寄り添ういのち』(A5判、56頁)がこのほど発行された(=写真)。
この時のパネリストである三宅善信(金光教泉尾教会総長、神道国際学会理事長)、園田善昭(カトリック・コンベンツアル聖フランシスコ修道会司祭)、諏訪榮治郎(カトリック高松教区司教)の各氏による発表を掲載し、質疑応答についても詳細に紹介している。
日本の自死者数は昨年、15年ぶりに3万人を下回ったが、交通事故死者数の約6倍にあたり、その深刻さは変わらない。特に20歳代の死因の半数近くを自死が占め、就職の失敗や労働環境の厳しさなど、複雑化する時代を反映する。
同諸宗教部門では、希望者には無料で(送料は受取人払い)で配布している。問合せは℡03・5632・4445(日本カトリック司教協議会 諸宗教部門)。