「武力によらない平和を!」 カトリック正平協が憲法キャンペーン開始 2015年4月25日

 日本カトリック正義と平和協議会は、「武力によらない平和を!」憲法キャンペーンを開始した。

 今年で3年目となる同キャンペーンは、各地の正義と平和活動グループ、カトリック信徒グループ、修道会、ピース9グループに主催者になってもらい、日本国憲法を学ぶ緊急集会、小勉強会を開催してもらうというもの。

 同協議会は共催者となる。ちらし、ポスターを作成する場合には、「日本カトリック正義と平和協議会『武力によらない平和を!』憲法キャンペーン賛同企画」または「共催:日本カトリック正義と平和協議会」と明記する。

 講師費用、会場費に関して、事務局が一部負担の相談に応じる。企画が立案され次第、企画書を事務局まで送る。後日事務局から、支援金などの相談を行う。また、終了後には、簡単な報告と写真の送付を行うことが必要となる。

 勉強会の講師依頼は基本的には主催者に委ねられるが、事務局も相談に応じる。同時に同協議会では、「明日の自由を守る若手弁護士の会」(連絡先=旬報法律事務所、℡03・3580・5311)に、講師派遣を依頼すること勧めている。

 また同協議会は、絵本会社こぐま社の協力を得て、キャンペーンポスターを制作(配布はゴールデンウイーク明けを予定)。ポスターイメージに合わせたオリジナルソング「平和の大工」(作詞作曲=山本きくよ)を、ポスターのQRコードから聴くことができる。

 同協議会は、キャンペーンの趣旨を説明した文章の中で、「来年2016年7月の参議院選挙の結果次第では憲法改定のための国民投票も実施されるといわれています」とし、「わたしたちはほんとうに日本国憲法を捨ててもいいのでしょうか」と問う。

 その上で、「もしほんとうに憲法が改定されたら、わたしたちの暮らしにどのような変化がもたらされるのでしょうか。わたしたちは、いま、何をすべきなのでしょうか。考え、そして日本国憲法への関心と共感を、教会の内外に示していきましょう」と呼び掛けている。

 申し込みは4月15日から始まっており、第189回通常国会終了後の7月末日までが期限となる。問合せは同事務局(℡03・5632・4444、Eメール=jccjp@cbcj,catholic.jp)まで。

 

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