【列島縦断 書店員日記】 銀座の地で出版を続けて120年余 加川昌宏(教文館) 2017年7月11日
銀座の地で出版を続けて120年余
はじめまして! 銀座・教文館キリスト教書部の加川と申します。今回は、教文館の歴史とわたし自身の紹介をさせていただききたいと思います。
教文館は、1885年(明治18年)、アメリカから派遣されたメソジスト教会の宣教師たちによって建てられました。伝道用の書籍やトラクトの販売、出版活動をするための組織を作ったのが教文館の始まりです。銀座の地に書店を開店したのは1891年(明治24年)、以来126年間、銀座の老舗書店、出版社として活動しております。関東大震災、太平洋戦争など、度重なる試練を乗り越え今年で 創業132年を迎えることができました。
現在の店舗は、月刊誌や文具を扱った1階雑誌売場、一般の文芸書・実用書・文庫・コミックを扱った2階和書部、キリスト教関連書籍とその洋書を扱った3階キリスト教書部と洋書部、キリスト教関連グッズや教会用品を扱った4階「エインカレム」、 憩いの場として親しまれている4階「カフェきょうぶんかん」、そして、児童書籍専門フロアの6階「ナルニア国」と、多彩な売場からなる書店となっております。3階キリスト教書部は、キリスト教書籍を専門に扱った専門書店としては国内最大級の売場を持つ書店です。約3万点の在庫が皆様のご来店をお待ちしております。
わたしは、2002年に教文館に入社し、今年で16年目になります。入社して約半年間は和書部で、その後キリスト教書部へ異動になり現在に至ります。入社のきっかけは、当時転職を考えていた時に、義父と親交のあった当時の社長から声をかけていただきました。
1996年に受洗して以来、一信徒としても生活しております。信仰の面でも、知識の面でもだまだ勉強不足、日々反省ですが、神様の導きと皆さまに支えられ、感謝です!
皆さまの良書との出会いに、微力ながらもお手伝いできることを願っております。銀座へお越しの際は、 ぜひお立ち寄りください。 (かがわ・まさひろ)
→ 次号はCLCブックスお茶の水店(東京)