【列島縦断 書店員日記】 初めて訪ねたときの衝撃を皆さまにも 上田玲子(大阪キリスト教書店) 2017年8月1日
「あ、これ上田さんに届いてるよ」と社長に言われてのぞいたパソコンの画面にあったのは、キリスト新聞社からの1通のメール。「キリスト新聞の新しい紙面に連載したい、書店員のリレーコラムに加わっていただけませんか? ○○さんから推薦がありました」
ショートケーキの上のいちごと夏休みの作文の宿題はいつもいちばん最後までとっておくわたし。その理 由はもちろん正反対で、文章を書くのは大の苦手なのですが、キリスト教書評誌「本のひろば」や「キリスト教本屋大賞」お勧め書籍の紹介コメントなど、何かと書かせていただく機会が増えていました。
これまで一読者として楽しんで読んでいたキリスト新聞、「わたしも書かせていただいていいのか?」「これも何かの導き!?」と、戸惑いと喜びのうちに引き受けさせていただくことになりました。
大阪キリスト教書店、今年9月で勤続9年目の上田玲子です。どうぞよろしくお願いします!
さて、今回はわたしの勤める書店のことを少しご紹介したいと思います。当社は大阪・キタに店を構えて五十余年。店舗面積は西日本でいちばん広いそうで、かつては「西の教文館」とも呼ばれ、取次会社(卸問屋)としての役割も担っていたと聞 いています。店内にはカトリック、プロテスタントを問わずさまざまに在庫を取り揃え、お客さまより驚きとご好評をいただいています。 現在は総勢3名、店内の業務はもちろん、大阪市内をはじめ京阪神の教会・学校・施設などへ営業にうかがいつつ、コンサート・講演会などでの出張販売へも出かけています。
「な……なに、ここ!?」 わたしが初めてこの書店を訪ねたときの感想です。一般書店ではせいぜい書棚1列分ほどしかない、キリスト教書コーナー。それがここには、見渡す限りキリスト教の本、本、 本、そしてグッズ!こんなにあるの!? ……勤めるようになった今でも忘れることができないあの衝撃、 皆さまにもぜひ味わっていただきたいです! (うえだ・れいこ)
→ 次号は沖縄キリスト教書店