結婚と家庭の研究広げるため 教皇が自発教令発布 2017年10月1日
【CJC】教皇フランシスコは9月19日、自発教令「スンマ・ファミリエ・クーラ」を発布、これにより「結婚と家庭の科学のための教皇庁立神学研究所ヨハネ・パウロ2世」を創立した。
これまでカトリック教会には、聖ヨハネ・パウロ2世教皇が1980年の家庭をテーマにしたシノドス(世界代表司教会議)開催と、81年のシノドス後の使徒的勧告「家庭―愛といのちのきずな」発表後に、教皇庁立ラテラン大学内に創立した、「結婚と家庭の研究のための教皇庁立研究所ヨハネ・パウロ2世」があった。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇はこの教令を通し、「結婚と家庭の科学のための教皇庁立神学研究所ヨハネ・パウロ2世」を教皇庁立ラテラン大学と関連する機関として新しく創設し、これと同時に、既存の「結婚と家庭の研究のための教皇庁立研究所ヨハネ・パウロ2世」を廃止する旨を決定した。