【速報】 新翻訳聖書の書名『聖書 聖書協会共同訳』に決定
日本聖書協会(大宮溥理事長)は9月8日に開催した理事会で、新翻訳聖書の書名を『聖書 聖書協会共同訳』(英語名 Japan Bible Society Interconfessional Version)と決定した。
同協会は1875年の活動開始以来、明治元訳(1887年)、大正改訳(1917年)、口語訳(1955年)、新共同訳(1987年)の4種の聖書を翻訳・出版してきた。新翻訳聖書は新共同訳に引き続き、カトリック教会とプロテスタント教会との共同訳となる。
同協会によれば、この新翻訳事業の目的は、口語訳や新共同訳など過去の翻訳聖書の変遷を評価しつつ、21世紀前半の日本における教会の標準訳となるべく、新しい聖書が「スコポス(目的)が教会の礼拝で用いられること」「原典に忠実であること」「翻訳文が格調高い日本語であること」「最新の学問的知見を踏まえること」にあるという。「翻訳方針前文」は同協会ホームページで閲覧できる。
『聖書 聖書協会共同訳』は2018年末に発行される予定。