ICANがノーベル平和賞 WCCと共同記者会見 2017年10月21日

 ノルウェー・ノーベル委員会は10月6日、今年の平和賞を2007年に発足した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)に授与すると発表した。12月10日の授与式で賞金900万スウェーデン・クローナ(約1億2400万円)などが与えられる。

 ICANはパートナー関係を結んでいる世界教会協議会(WCC)と6日、ジュネーブのエキュメニカル・センターで共同記者会見を行った。

 WCCのオーラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事は、ノーベル平和賞がICANに授与されたことは、「平和を目指す途上での希望と激励のしるし」と語った。WCCが2014年に発表した「非核世界への声明」は、核兵器が真の平和とは相いれない、としている。

 「世界教会協議会は、核兵器の廃止と撤去を目指すキャンペーンを進め、核兵器のない世界で持続可能な平和と正義のために働いている、世界中の教会を励まし、支援するという自らの関わりを再確認する」とトゥベイト総幹事は発言を締めくくった。(CJC)

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