【列島縦断 書店員日記】 沖縄で書店・取次・版元が一堂に 加川昌宏(教文館) 2018年1月21日
新年明けましておめでとうございます。 今年も何とかクリスマスのドタバタを乗り越え、無事新年を迎えることができました。年末は31日まで営業し、新年は2日から店を開け、すでに息切れ気味(笑)ですが、今年も元気に営業していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は教文館から少し離れてキリスト教専門書店について書こうかと思います。毎年1月初旬にキリスト教出版販売協会という団体に属するキリスト教専門書店の集まりがあります。通常は全国四つに分かれているブロックごとに開かれる会議が、今回は合同ブロック会議として、1月5~6日まで、沖縄県那覇市にあります日本バプテスト連盟那覇新都心キリスト教会を会場に開催されました。
書店・取次・版元から27人が集まり、普段は商売敵として日々がんばっている書店員が、この日はそれぞれの近況を報告し合い、情報の共有をする貴重な時間となりました。
また、昨年刊行が開始された日本キリスト教団出版局『VTJ・NTJ聖書注解シリーズガラテヤ書簡』執筆者の浅野淳博先生をお迎えした講演会もたいへん有意義な時間となりました。会場をお貸しいただいた那覇新都心キリスト教会の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
年々厳しさを増す書店業界にあって、キリスト教専門書店も例外ではありません。神さまに与えられた文書伝道という働きをまっとうするために北は北海道から南は沖縄まで、それぞれさまざまな問題や苦労を抱えながらもお客様のお役に立ちたい一心で日々働いています。
今年は、いよいよ日本聖書協会の新翻訳の聖書『聖書 聖書協会共同訳』も刊行される予定です。専門書店ならではのラインナップで皆様に良書をお届けできるよう、業界全体が活気づいていければと願っています。ぜひ、キリスト教専門書店をご利 用ください。皆様のご用命をお待ちしております。(かがわ・まさひろ)
→ 次号はCLCブックスお茶の水店