ステンドグラス修復間近 東北学院ラーハウザー礼拝堂 2018年2月1日
東北学院(仙台市青葉区)は、同学土樋キャンパス内のラーハウザー記念東北学院礼拝堂のステンドグラスの修復作業の完成を控え、イベントを企画している。
1932年に献堂された同礼拝堂は、国の登録有形文化財。正面奥に掲げられたステンドグラスはヴィクトリア朝のゴシック・リバイバルの代表的工房、英国のヒートン・バトラー・アンド・バイン工房によるもので、キリストの昇天が描かれている。
ガラス片を繋ぐ鉛の桟の腐食により崩落の危険があったため、光ステンド工房(横浜市港北区)により昨年8月から修復作業が進められていた。催しは次の通り。
2月24日(土)の午後1時から6時は、シンポジウム「ジョン・ラ・ファージ(1835~1910)と日光――アメリカのステンドグラス復興とジャポニズムのパイオニア」を同学土樋キャンパス・ホーイ記念館ホールで開催。同学教授の鏑木道剛氏が主旨を説明、有木宏二(美術史家)らがパネリストとして登壇する。
2月27日(火)は同礼拝堂で「ステンドグラス再設置作業」を公開。開催時間未定で午後4時終了予定。平山健雄氏(光ステンド工房代表)による解説あり。
3月2日(金)は「ステンドグラス修復完了記念礼拝――特別水曜礼拝」を同礼拝堂で午後1時から4時に行う。説教は野村信氏(同学宗教部長)、奏楽は今井奈緒子氏(同学オルガニスト)、独唱は中川郁太郎氏(同学特任准教授)が担当する。
問い合わせは東北学院大学研究ブランディング事業事務室(℡ 022-264-6547 )まで。