『ブランカとギター弾き』 2017年度カトリック映画賞に 2018年2月11日
SIGNIS JAPAN(カトリックメディア協議会、土屋至会長)は、2017年度の「日本カトリック映画賞」に、長谷井宏紀監督の『ブランカとギター弾き』を選定した。授賞式ならびに上映会が5月12日午後1時から、なかのZERO大ホール(東京都中野区)で行われる。
同作は、長谷井監督が日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得て、フィリピンを舞台に撮影した作品。母親を買うことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きピーターの「幸せを探す旅」を描いたもの。製作国はイタリア。「日本カトリック映画賞」は日本映画を対象としているが、「血縁を超えた『家族』の誕生を美しく描き出したこの稀有な作品をぜひ多くの方に観ていただきたい」という思いから、同作に授与することを決定したという。
5月の授賞式では、特別賞作品『パーフェクト・レボリューション』(松本准平監督)の授賞式も合わせて行われる。