「裃を脱いだキリスト者」テーマに東日本大震災国際神学シンポ 2018年2月21日

 東日本大震災から7年目を迎えるにあたり、第5回「東日本大震災国際神学シンポジウム」が2月5~6日、お茶の水クリスチャンセンター(東京都千代田区)で開催された。同シンポジウムは、「いかにしてもう一度立ち上がるか――これからの100年を見据えて」を総主題に、災害救援キリスト者連絡会(DRCnet)、東京基督教大学、青山学院宗教センターなどが米国フラー神学校と共に2012年から開催してきた。今回のテーマは「裃を脱いだキリスト者――地の塩、世の光となるために」。大震災を通して、壁を乗り越え共に働くことを学んだキリスト者が、日曜日のみ「裃」を着たように生きるのではなく、互いの伝統と実践から学ぼうというもの。2日間で約150人が参加した。

 初日はライアン・K・ボルガー(フラー神学大学院准教授)=写真、大住雄一(東京神学大学学長)、レンゾ・デ・ルカ(イエズス会日本管区長)、岩上敬人(クラッシュジャパン事務局長)、広瀬薫(東京キリスト教学園理事長)の各氏が講演。

 「過去から離れ、今日のために生きる――真の今日的キリスト教に向かって」と題して講演したボルガー氏は、特定の宗教を持たない人々が教会外の実践に何を求めているかを研究した事例をもとに、教会が形式主義を取り除く必要性とその具体策を提示した。

 続いて登壇した大住氏は「天地の造り主は自由だ」と題し、「キリスト者は『裃』を脱ぐことを『人間の自由』と考えていないだろうか」と提言。「裃を脱いだキリスト者」とは、キリストにより一つにされている者が、お互いの間に壁を作ることをやめ、キリストのみを身にまとい、神の前に出ることだと訴えた。

 「01-ゼロイチ-の世界を超えて」をテーマに掲げた2日目は、青山キリスト教学生会(ACF)、キリスト者学生会(KGK)、学生キリスト教友愛会(SCF)による共同企画で、「100年先の教会形成を目指して、さまざまな教派の背景を持つ青年たちが集まり、主による一致とは何かについて考える機会にしたい」と催された。野田沢氏(SCF主事)によるメッセージ、塩谷直也氏(青山学院大学宗教部長)による主題講演のほか、学生団体の代表らが発題し、ディスカッションでテーマを深めた。

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