アジアキリスト教協議会(CCA、事務局=チェンマイ)は、「異なった能力を持つ人たちを受け入れ、その尊厳を守る」をテーマに、5月13日に今年の「アジア祈祷日」の礼拝を行う。
アジア祈祷日は毎年、聖霊降臨日の前の日曜日に行われている。
CCA総幹事のマシューズ・ジョージ・チュナカラ博士は、5月4日、障がい者の尊厳に焦点を当てたアジア祈祷日を行う一環として、世界中の加盟教会・加盟協議会・エキュメニカル協力団体に対し、特別礼拝を企画するよう求めた。
「共同体としての教会は、神のミッションのうちにあるよう招かれており、全ての神の民に関心を持つべきであって、神の姿に似せて創られている、障がいを持って生きる人々を含めて、あらゆる人たちを受け入れるよう招かれている」と、同総幹事は英文の公式サイトで述べた。
同総幹事はさらに、障がい者に焦点を当ててアジア祈祷日を行うことは、「障がいを持つ人々も持たない人々も全て、共同体の中で生きる中で、他者と分かち合う固有の賜物や能力を持っているということ、障がい者は一つ一つの共同体の一部として含まれるのであり、そこで神から与えられた様々な賜物を用いることができるということ」を、アジアにある関連教会に思い起こさせ、それに敏感になってもらう機会となるだろうと加えた。
人口の高齢化や天災、紛争や戦争、慢性的な健康状態、道路での事故やそれに関連するけが、劣悪な労働条件、その他の要因によって、「異なる形の能力を持つ人たちの数は世界で増えている」と、CCAは伝えた。
CCAによると、アジアでは6人に1人が何らかの形で障がいを持っており、その数は6億5000万人だという。
なお、日本からは、在日大韓基督教会・日本基督教団・日本聖公会・日本キリスト教協議会(NCC)がCCAに加盟している。
【参考】
CCAの英文公式サイト CCA Observes Asia Sunday-2018 on ‘Upholding the Dignity of the Disabled People’ (Posted on May 4th, 2018)
http://cca.org.hk/home/news-and-events/cca-observes-asia-sunday-2018-on-upholding-the-dignity-of-the-disabled-people/
Asia Sunday-2018 focuses on ‘Embracing the Differently Abled and Upholding Their Dignity’
Posted on March 7th, 2018 http://cca.org.hk/home/news-and-events/2826-2/
アジア祈祷日の小冊子(英語):http://cca.org.hk/home/asia-sunday-2018/