日本カルヴァン研究会 学会誌『カルヴァン研究』を創刊 2018年6月14日

「若い人々に発表の機会と論文掲載の場を」との目的で、アジア・カルヴァン学会日本支部、日本カルヴァン研究会(野村信代表)が学会誌『カルヴァン研究』(株式会社ヨベル)を6月1日付で創刊した。創刊号は、「ものとしるし」との主題で2016年3月に行われたアジア・カルヴァン学会との合同シンポジウムでの講演と研究発表が収録されている。
野村信氏(東北学院大学教授)による「カルヴァンにおける『もの』と『しるし』――聖書解釈における視座――」、金子晴勇氏(岡山大学名誉教授)による「エラスムスにおける『もの』と『しるし』」など。本体価格1,500 円(税別)、A5 判、128 頁。日キ販取扱書店にて購入可。
株式会社ヨベル http://www.yobel.co.jp/info/20180525/
アジア・カルヴァン学会 http://calvin-research.blogspot.com/
主な目次
発刊にあたって
1 シンポジウム
主題解題-1 野村 信
第1回講演 ものとしるし―Augustinus, De doctrina christiana における― 加藤 武
第2回講演 ものとしるし―カルヴァンの聖餐論において― 久米あつみ
第3回講演 パスカルにおける「ものとしるし」 塩川 徹也 特別寄稿
ものとしるし―現代記号論の視角からの考察― 久 米 博
シンポジウム2
主題解題-2 野村 信
第4回講演 エラスムスにおける「もの」と「しるし」 金子晴勇
第5回講演 8 世紀イコン論における「もの(res)」と「しるし(signum)」 鐸木道剛
第6回講演 カルヴァンにおける「もの」と「しるし」―聖書解釈における視座― 野村 信
研究発表 カルヴァンの「聖遺物考」について 岩田 園