【西日本豪雨災害】 広島三育学院 土砂で大通り寸断 復旧のめど立たず 2018年7月9日
広島県三原市大和町の広島三育学院では、今回の豪雨による直接的な被害はないものの、キャンパスと市内をつなぐ大通りが土砂で埋まり通行不可となっているため、もう一つの細い迂回路を利用している。生徒らは7月11日の終業式(帰省日)を繰り上げ、8日からピストン輸送して帰省させているという。
しかし、職員と家族を含めまだ約100人が残っており、停電のため業務が難航。学内に設置された井戸水汲み上げポンプと浄水器が使えないため、水道がストップ。ガスは無事。現在、貯水タンクの残りと、非常用ペットボトル水で飲用水をまかなっており、下水などは外の湧き水などを使って流している。
送電線の電柱が倒れているようで、電力が復旧する見通しは立っていない。携帯電話、スマートフォンなどは、車で充電し、外部との連絡を取っている。
また車で20~30分の町に食料品などの生活用品を買いに行っているが、どこも、インスタント食品、水などが不足している状況。冷蔵庫も使えないため野菜も買えず、レトルト食品でしのいでいる状況だという。