東日本大震災国際神学シンポ青年の部 ACFら3団体が共催 2019年2月11日
2012年から毎年開催されてきた「東日本大震災国際神学シンポジウム」の青年の部(今年度は青年の部のみ開催)が2月4日、青山キリスト教学生会(ACF)、キリスト者学生会(KGK)、学生キリスト教友愛会(SCF)の3団体による共同企画で行われた。会場のお茶の水クリスチャンセンター(東京都千代田区)には教派、教団を超えた75人の青年が集った。
今回のテーマは「Shaloooooooom!!」。塩澤大輝(ACF)、小此内(こがうち)諒矢(KGK)、田中真(SCF)の青年3氏による発議では「教会で嘆いた経験」「神様なんで!?と思った経験」「教会での義務と権利」などのテーマについて率直な意見が交わされた。
続く主題講演で藤原淳賀(あつよし)氏(青山学院大学教授)=写真=は、テーマである「シャローム」は「戦争がないというだけでなく、心、経済、国際関係、健康、人間関係がすべて平穏で、そのすべてが神様との信頼関係に基づいている平和」であり、それがキリスト教信仰の中心であるとした。また、「神様がしてくださることは100%愛から来るものであることを信じ、イエス様から目を離さないこと」そして「互いに人を赦し合うこと」「世で勝つのではなく、世に勝つこと」が平和をつくり出すために必要であり、クリスチャンとして神と共に歩むことである、と語った。
午後のグループディスカッションでは、「教会で傷ついた・傷つけたこと」「それを乗り越えて、教会でシャロームを現す者となるためには」といったテーマに沿って、青年たちが互いの違いを理解しながら語り合う場が持たれた。
次回は2020年2月1日に予定されている。