東京関東キリスト者平和の会 天皇「代替わり」に関する声明 2019年5月1日

東京関東キリスト者平和の会(本多正三郎会長)は4月15日、日本基督教団北千住教会(東京都足立区)で第10回総会を開催し、「天皇『代替わり』儀式に関する声明」を発表した。
声明では、天皇「代替わり」に関わる諸儀式・行事は、天皇が「神となる」儀式だとした上で、「国民主権や政教分離の原則に照らしても、また、宗教の平等性の観点からも大問題であり、容認することはできません」と主張。憲法前文と第1条から、「今後の天皇制を決めるのは主権者国民」であること、政府が行っている「代替わり」儀式は「近代に新しく創られた伝統」にすぎないこと、安倍政権が改憲案の国会提示を企てようとしていることなどを指摘し、キリスト教信仰の立場から「天皇の神格化によって信仰の自由を否定し、国民統合を図ろうとする企てに強く反対すること」を表明した。