バチカン 教皇のタイと日本訪問の日程を発表 2019年10月3日

 今年11月に行われる、教皇フランシスコのタイ王国と日本への公式訪問の具体的なスケジュールがバチカン(ローマ教皇庁)広報局より発表された。公営バチカン・ニュース(日本語版)が報じた。

 教皇フランシスコは、この2カ国の訪問で、タイ王国を11月20日から23日まで、日本を23日から26日まで訪れる。教皇の日本訪問の日程は概要次の通り。

 タイ王国の首都バンコクを、現地時間23日(土)午前9時半、日本に向け出発、日本時間の同日午後5時半過ぎ、東京・羽田空港に到着。同空港で教皇は歓迎式に臨む。この後、『ローマ法王庁大使館』(東京都千代田区)で、日本のカトリック司教団と会見。

 24日(日)早朝、教皇は空路で長崎に向かい、午前9時過ぎに長崎空港に到着後、長崎・平和公園の「原爆落下中心地公園」で核兵器をめぐりメッセージを述べる。続いて、西坂公園の日本二十六聖人の記念碑を訪れ、殉教者に「オマージュ」を捧げる。教皇はあいさつを述べ、「お告げの祈り」を唱える。次いで、「ビッグNスタジアム」(長崎県営野球場)でミサを司式、説教を行う。同日午後4時半ごろ、長崎を後に空路、広島へ。広島には午後6時前の到着を予定。広島市内の平和記念公園で平和のための集いを行い、この中でメッセージを述べる。同日夜、空路、東京に戻る。

 25日(月)午前、東日本大震災被災者との集いを「ベルサール半蔵門」で行った後、皇居を訪問、天皇と会見。その後、東京カテドラル聖マリア大聖堂で青年との集いに参加、講話を行う。午後は、「東京ドーム」でミサを司式、説教。その後、首相官邸を訪問し安倍晋三首相と会談。同じく官邸で開かれる要人および駐日外交団らとの集いで講話を行う。

 26日(火)早朝、上智大学のクルトゥルハイム礼拝堂で、イエズス会員らと私的にミサを捧げる。次いで、修道会「イエズス会」のSJハウスでイエズス会員と朝食、病気や高齢の司祭を見舞う。この後、上智大学を訪問。最後の公式行事、羽田空港での送別式を経て、午前11時半過ぎ、日本を後にし、ローマへ向かう。

 ローマに現地時間、同日午後5時過ぎ到着の予定。(CJC)

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