ロザリオをバチカンが「スマート」化して発売 2019年10月23日

見た目は十字架のついたロザリオだが、スマートフォンと接続して祈りを捧げるさまざまな機能を備える「スマート」ロザリオが10月15日、バチカン(ローマ教皇庁)が記者会見で発表した。公営『バチカン・ニュース』が報じた。
同製品を販売するのは「教皇による祈りの世界ネットワーク」。175年の歴史を持つ組織で、台湾のパソコン関連企業「エイサー」の子会社「GadgeTek」と協力して開発した。
祈りのための「スマート」ロザリオは、教会最高の宗教的伝統と最先端技術を融合するプロジェクトで、バチカンが時代の流れに乗っていることを証明するものと、デジタルガジェット専門ニュース『エンガジェット』は報じている。
スマートロザリオはブレスレットのように手首に巻きつけられ、スマホ向けの専用アプリと接続して使う。十字を切ると起動する。ランニング距離やカロリー燃焼を計測するフィットネス用のスマートブレスレットにもなるという。
価格は99ユーロ(約1万2000円)。すでに購入可能。(CJC)