改革派教会メディア伝道局 「情報発信」めぐりセミナー 2019年11月20日
日本キリスト改革派教会大会メディア伝道局(山下正雄主事)は11月19日、お茶の水クリスチャンセンター(東京都千代田区)で「新来会者のための情報発信を考える」と題するセミナーを開催し、約40人が参加した。
長年、改革派の教会に通いつつ、同教派内の30超に上る教会ホームページを管理・運営するIT技術者の新田信夫氏(仮名)が、求道者の立場から講演した。同氏は「新規来会者」を「ノンクリスチャン」、近隣に転居してきた「他教派クリスチャン」「外国人クリスチャン」の三つに分類し、それぞれに興味の対象、知りたい情報、不要な情報が異なることを確認した上で、教会が情報発信に用いるメディアとして掲示板、チラシ、ホームページの改善点を提案した。
見直しのポイントとして、ホームページの存在を知らせ誘導する、トップページをはめ込み画像で(スマホでの検索結果を具体的に)明示する、服装や雰囲気がひと目で分かる教会の内観(外観やイメージ画像ではなく)を写真で見せる、行事の事前告知だけでなく事後の報告もする(次回に参加してみようという動機付け)、などを挙げた。
さらに、献金の相場・方法や、日付に西暦、曜日を加える、帰宅後に何をしたか、学んだかが報告できる環境づくり、講壇で説教している牧師の写真や賛美歌を歌っている教会員の写真を入れるなど、教会員が気付きにくい具体的な改善案も紹介し、「今どきの新来会者は情報収集が得意で、広告・宣伝の品質には厳しい目を持っている。特に若い人を招きたいと考えるなら、まだまだ改善の余地はあるはず」と呼び掛けた。