「天皇制そのものを問い続ける」 バプ連靖国神社問題委が声明 2020年1月11日

「天皇代替わり」に伴う一連の儀式、特に「即位の礼」と「大嘗祭」について、日本バプテスト連盟靖国神社問題特別委員会は12月8日、声明を発表し、政府に対し抗議の意を表明した。
「即位の礼」については、当日を「祝日」としたことや、自治体や学校、会社等に日の丸掲揚の協力を要請したことは、「祝意」の強要につながると指摘。高御座の開帳まで天皇の姿が参列者の目に触れないように演出したことは、天皇の神格化・権威化をもたらしかねないと危惧した。
「大嘗祭」を27億円もの国費を費やして強行したことは、政教分離原則違反、信教の自由の侵害、国民主権違反であると言わざるを得ないと述べ、約16億円をかけて設営された大嘗宮を一般公開後に取り壊すことは、大嘗祭と合わせ税金の浪費だと主張。「信教の自由・政教分離」を信仰的特長としてきたバプテストとして、「今後も天皇制そのものを問い続けていく」と強調した。