蔡総統が教皇に書簡、平和のための三つの「ノー」を提言 2020年1月23日
台北発中央社通信によると、台湾の総統府は1月21日、蔡英文総統が教皇フランシスコに宛て送った書簡を公表した。書簡では、平和実現に向け、「希望を手放さない」「いかなる人をも排斥しない」「統制・操作しない」の三つの「ノー」が提言された。
書簡は教皇が1月1日に発表した「世界平和の日」のメッセージに呼応したもの。メッセージは「希望の道である平和――対話、和解、エコロジカルな回心」をテーマとし、他人をコントロールする欲望を手放し、互いに尊重することを学んでこそ、互いに報復し合う悪循環を断つことができるとの考えが示された。
蔡総統は「台湾が希望を手放さなさず、開かれた対話を堅持し、いかなる人をも排斥せず、統制・操作せず、エコロジカルな回心の道に従いさえすれば、いつの日にか真の平和を達成できる」との信念を明らかにした。(CJC)