新型コロナウイルス感染拡大、中国の教会閉鎖へ 2020年2月1日
新型コロナウイルスが中国全土に拡大、感染率はSARSを凌ぐまでになり、カトリック教会などキリスト教会はミサや礼拝を行えない事態に追い込まれている。世界保健機構(WHO)は全世界規模の非常事態を宣言した。
中国では1月31日現在、感染者9692人に増加、死者も213人に達した。数百以上の感染例が世界中で報告され、数万人が監視対象にされている。各国政府が病気の蔓延を防止に動いているが、感染率は毎日2倍に増加している。
新ウイルス感染が最初に首都武漢市の市場で発見された湖北省の教会は、1月26日の日曜日に閉鎖された。省内の2行政区が礼拝の禁止を発表した。禁止が全行政区に広がるのは確実。
国際人権団体「ヒューマン・ライト・ウォッチ」が30日に明らかにしたレポートは、コロナ・ウイルス発生に関する中国政府の反応は、市民への情報提供を抑制、感染例を過少報告して、感染症の重大さを軽視するなど最初から出遅れている、と伝えている。
写真=中国国立病原体ライブラリ