自衛隊の中東派遣にバプ連が抗議「世界に貢献しうる道を」 2020年2月21日
日本バプテスト連盟理事会(加藤誠理事長)は2月3日、「自衛隊の中東派遣に抗議します」と題する声明を採択した。自衛隊の中東派遣に抗議し、閣議決定の撤回と、自衛隊の即時撤退を求めたもので、「不測の事態」が発生した場合に海上警備行動を発令して、武器使用が国または国に準ずる組織に対して行われた場合には「武力の行使」にあたり、憲法9条に違反すると指摘。防衛省設置法に基づく「調査・研究」の名目で自衛隊を海外に派遣することで、「今後自衛隊の海外派遣に歯止めがかからなくなる」と危惧した。
その上で、12月4日にアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲氏の「自分たちの活動が守られているのは、日本に平和憲法があるからだ」という言葉を引用し、「平和憲法を掲げる国として、また唯一の戦争被爆国として真の意味で世界に貢献しうる道を選び取っていくべき」と訴えた。