クロアチア首都ザグレブで地震 大聖堂尖塔の一部が損壊 2020年3月24日
旧ユーゴスラビア構成国であるクロアチアの首都ザグレブで3月22日午前6時24分ごろ、M(マグニチュード)5.3の地震が起きた。この規模の地震に襲われるのは約140年ぶりとも言われる。震源はザグレブ北部で、深さは10キロ。余震も起き、新型コロナウイルス問題で規制が行われている中のことでもあり、住民は一時パニックに陥った。建物の外壁も各所で崩落しており、15歳の少女が病院に搬送され重体。停電や断水も起きている。BBCなど海外と現地メディア各紙が被害を報じた。
この地震により、13世紀半ばに建設されたセルビア正教会の大聖堂(カテドラル)も高さ108メートルの尖塔の一部が損壊するなどの被害を受けた。セルビア正教会の公式ホームページによれば、聖堂など教会建築への被害は甚大ながら現時点では信徒らへの人的被害は確認されていない。ポリフィリエ主教は「地震であれ、新コロナウイルスであれ、困窮する人々に手を差し伸べる」と発表。被害の全容はいまだ明らかではない。
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