ウガンダで新型コロナ存在否定する牧師を逮捕 2020年4月2日
アフリカ東部ウガンダからのAFP通信によると、首都カンパラで新型コロナウイルスの存在を否定したアウグスチン・イガ牧師が逮捕された。現地警察が3月30日発表したところでは、逮捕されたイガ牧師は27日、テレビを通じ「新型コロナウイルスはウガンダにも、アフリカにも存在しない」と信者に訴えた。警察は「感染拡大を引き起こしかねない。この病気と戦う政府の努力を台無しにし、国民を危険にさらす行為だ」と牧師を非難した。
牧師は、預言者を名乗って自身の教団「復活キリスト教会」を率い、テレビ局も経営する。有罪なら最長禁錮7年の刑が言い渡される。
ウガンダの感染者は3月末で約30人。ヨウェリ・カグタ・ムセベニ大統領は、外出規制を命じ、今後1カ月、学校は休校、娯楽施設は閉鎖、公共交通の利用も禁止された。(CJC)