災害支援団体OBJ 医療・福祉現場へ除菌液届けるプロジェクト開始 2020年4月18日
東日本大震災を機に災害支援・人道支援を行ってきたキリスト教系のNPO法人オペレーション・ブレッシング・ジャパン(ドナルド・トムソン代表理事)は、新型コロナウイルスの影響で「緊急事態宣言」が発令された東京・大阪・千葉・兵庫・福岡・埼玉・神奈川などの都府県を中心に、身体接触を伴う福祉・医療現場などへ、除菌液・マスクなどの備品を配布し始めた。
特にトイレ介助や体位交換といった身体接触が多く、スタッフの精神的負担が深刻なものとなっている介護現場の状況を鑑み、新型コロナウイルスの除菌に効果があると考えられている次亜塩素酸水をタンクに詰め、要請のあった事業所に無料で配送している。アルコールの品切れが続く現場では、「電解水と併用することで、使用量をセーブすることができる」と喜ばれているという。
次亜塩素酸水とは、多くの福祉施設や幼稚園、飲食店などでも利用され、塩水と希塩酸を電気分解することで生成される微酸性電解水。その殺菌力は次亜塩素酸ナトリウムと同等、かつ食品や器具の除菌・殺菌に使用できるほど安全性が高いとされている。
オペレーション・ブレッシングは、「感染の不安と戦いながら、人々の命と尊厳を支え守っている方々を応援するため支援を続けます。命の現場を支えている方々の働きを、あなたの支援で応援してください。皆さまの善意をぜひかたちにしてくださいますよう、ご協力をよろしくお願い申しあげます」と呼び掛けている。問い合わせは同法人メディアマネジャー・弓削(Tel 022-779-6579)まで。
https://objapan.org/reports/coronavirus-newproject-starts/
なお、同プロジェクトはSAPジャパン株式会社の助成により運営されており、ホシザキ東北株式会社の技術協力を得ている。