トヨタ水素燃料電池車「ミライ」がパパモビルに 2020年10月10日

 教皇フランシスコは10月7日、日本カトリック中央協議会からの贈り物として、彼のモビリティのニーズに適合した水素燃料電池車トヨタ「ミライ」をパパモビルとして受け取った。トヨタ自動車の欧州部門が9日に発表した。

 パパモビルとは、教皇がパレードなどで使用する謁見用車両。今回寄贈された「ミライ」は教皇が2019年秋、日本を訪問した際、トヨタが特別に製造した2台うちの1台。トヨタはこの2台のミライを、カトリック中央協議会に寄贈していた。

 教皇フランシスコは、2015年に回勅「ラウダート・シ」で共有した地球環境問題に深い関心を持っている。寄贈されたパパモビルの全長は5.1メートル、屋根を含む全高は2.7メートル。パレードの際などでは教皇が立ち上がることで、沿道から見えるように設計されている。ミライは、水素燃料から発電し、水だけを放出しながら500キロ走行を可能としている。

 これまで、世界中のさまざまなメーカーからパパモビルが寄贈されており、トヨタ車では過去に「ランドクルーザー70」をベースしたパパモビルがある。(CJC)

撮影=山名敏郎

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