【Road to えきゅぷろ2022】 共同代表に聞く(2) 2020年11月21日
――逆にカトリックのあんなさんから見たルーテル教会の印象は?
あんな 「真面目そう」「聖書を暗記してそう」みたいなぼんやりしていたイメージを持っていました。実際関わっても事実その通りだったので、あまりギャップみたいなものは感じませんでしたが(笑)。あとは心に響くようなお祈りをする人が多いなと感じました。私は「アヴェ・マリア」など、定型のお祈りをする機会が多く、自分の言葉で祈ることをあまりしてこなかったように思います。えきゅぷろでは会議のはじめと終わりにお祈りをするのですが、心にしみる深いお祈りをする人が多いなという印象を持っています。
――えきゅぷろならではの発見ですね。今回は2022年に向けて息の長いプロジェクトになりそうですが、これから取り組んでみたい企画などはありますか?
ゆり 企画の具体案がすぐに思いつかないのですが、今後さらに教派の幅を広げていきたいと考えています。教派を超えて気づいたら宗派も超えていたりして(笑)。個人的にはSDGsに関心があるので。何か関連させてできたら面白いなと思っています。
あんな アイデアマンではないのでちょっと答えに窮してしまうのですが、私もゆりさんと同様、教派の幅をもっともっと広げた活動がしていきたいなと思っています。きっとまだ私たちが認知できていない教派や考え方が沢山あると思うので。
――10月24日に第1回「教会どうでしょう」が開催されました。感想をひと言ずつお願いできますか?
あんな とても充実した時間でした。どちらのパネリストも、ミサ・礼拝の配信についていかに深く考え、さまざまな人に配慮しているかを学ぶことができました。参加していただいた皆さんが何か持ち帰るものがあったと感じていただくことができたのなら、主催側としてこれほど幸いなことはありません。
ゆり まずは初のオンラインでのイベント開催ということで滞りなくできたことにホッとしています。改めて礼拝やミサとは何かを考えさせられるたいへん中身の濃い2時間でした。また、小グループではそれぞれの教会が置かれている状況が異なる中で、コロナ禍において自分が感じていることや思いを共有することができたのではないかと思っています。教派というよりは、教会ごとに違いが現れていてとても興味深かったです。次回の「教会どうでしょう」のテーマにもつながっていきますね。
――ありがとうございました。