日本同盟基督教団宣教130周年 記念大会で宣言発表 2021年10月21日
日本同盟基督教団の宣教130年記念大会が9月23日、オンラインで開催され、国内外から約1300人が参加した。全体集会では同教団理事長の朝岡勝氏(徳丸町キリスト教会牧師)が、新たに策定された記念宣言を読み上げ、講演を行った。
朝岡氏は冒頭、130年という区切りには「回顧と展望」と「記憶することと忘れること」の二つの意味があると話し、先達が残してくれた遺産を思い起こしつつ、「宣教の使命を果たしきれていない自分を認めて、悔い改めてから始まる130年目のスタートにしたい」と述べた。
後半は「イエス・キリストが来る日まで」と題し、同教団が取り組んできた東日本大震災の被災地支援などに言及。「主の大いなるみ業の中に私たちの存在が巻き込まれ、そこで私たちの計画や、いくつもの試行錯誤が用いられていく。時には、失敗さえも用いられていく。この130周年は、同盟だけが祝福されていればいいわけではない。
宣教が急務となっている今、福音を待つ人は大勢いる。新型コロナも含めどんなことも伝道ができない理由にはならない。神様に用いられているのだから、できない理由を考えるのではなく、できることを考えていこう」
震災直後、被災教会に支援物資を届けるために奔走した朝岡氏は、「自分たちのところはいい。もっと必要なところがあるので、そっちに届けてほしい」と行く先々の教会で言われた当時を振り返り、「こういう教会の交わりの中に自分もいるんだと感謝した」と胸中を明かした。
記念大会では、対象年齢を絞った「子ども集会」「青年集会」のほか、教団内外から講師を招いて28の分科会も催された。