【Road to えきゅぷろ2022】 えきゅぷろ的小考察~礼拝編 2021年12月25日
「えきゅぷろ」として〝エキュい〟ものを連想していく。
〝エキュい〟とは何であるかは各々諸説あるだろうが、ここでは概ね「共通点」という言葉を使っても問題ないだろう。カトリック、プロテスタント諸教派の教会での共通点を探る時、最も同意できるところとして「礼拝・ミサ」が挙げられる。
というわけで、「えきゅぷろ」も合同の礼拝を作り上げるところからスタートした。この作業は大いに難航した。共通点と言ったが、それは言葉上であることを当初私たちは知らなかったのだ。儀式色を多く残し、一つも欠かすことのできない典礼を持つカトリックのミサ。「歌う教会」の異名を持ち、賛美を大切にするルーテル。その他さまざまな特色を持つ各教派。それぞれがそれぞれに神を求め、作り上げてきた伝統。それらを忌憚なくぶつけ合った。
私たちがやろうとしていることは、ある意味ではエキュメニカルからほど遠かった。少なくともその議論の場に一致や平和があったかと言えば、そのようには見えなかった。見る人によっては、異なった色の絵の具を無理やり混ぜて、一つの色を作ろうとしているに等しいようにも見えても仕方がないだろう。
2017年の「えきゅぷろ」。1回目の私たちの合同礼拝は、青年の証しを用いることとなった。三つの教派からそれぞれ青年が1人ずつ、それぞれの言葉を使ってその日が持つ意味と神の栄光を証しした。2回目でも、青年の証しによってメッセージが行われた。3回目。開会礼拝と閉会礼拝。2回に分けて行われた礼拝では、前年のアンケートの結果などをくんで、聖職者による説教が行われた。
私たちが混ぜた絵の具で描いた絵は、周りの目にどのように写っていただろうか。一スタッフとしては細心の注意を払って混ぜ、集中力を持って描いた〝つもり〟である。ほとんどのことがそうであるが、私たちもまだ〝エキュ〟さを模索中なのである。
もしこの記事を読んで、どこかモヤっとした方は「えきゅぷろ」に向いていると私は思う。ぜひ連絡をしてほしい。「えきゅぷろ」は、いつでもあなたの参加を待っている。(スタッフ・Mr.X)
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