日本聖公会 笹森田鶴司祭 日本、東南アジアで初の女性主教に 2021年12月20日

 日本聖公会東京教区司祭の笹森田鶴(たづ)氏は11月3日、北海道教区第80(臨時)教区会(教区主教選挙)で北海道教区主教に選出された。日本と東南アジアで女性が主教に選ばれるのは初。

 笹森氏は教区会において10回の投票で聖職者と信徒の3分の2の得票数を獲得。11月26日にその結果を受け入れ、同日に主教被選者となった。

 アングリカン・コミュニオン・オフィスのジェンダー正義担当ディレクターであるマンディ・マーシャル氏は、「これは日本にとって真の躍進であり、世界中の叙任された女性、特に日本での女性への励ましとなるだろう。主教被選者の“タヅ”は、非常に男性的な空間に足を踏み入れ、プレッシャーを感じながらも、日本聖公会の女性の希望を託されているため、私たちの祈りが必要になる」と述べている。

 笹森氏は、日本聖公会の前首座主教である植松誠主教を引き継ぐことになる。主教按手、就任式の日付などの詳細は未定。

写真=Facebookより

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