米公民権運動の黒人指導者、故キング牧師の誕生日に当たる1月15日11時、バイデン米大統領は南部ジョージア州アトランタのキング氏ゆかりのエベネザー・バプテスト教会で説教し、「米国民がキング氏の生涯から学び、社会の分断や過激主義や不正義の解消に向かうべきだと訴え、米国の魂を懸けた闘いは続いている」と語った。
キング牧師の誕生日の時期に同教会を訪れる現職大統領は多いが、日曜礼拝の説教をしたのはバイデン氏が初めて。同教会の牧師を務める民主党のラファエル・ウォーノック上院議員が招待した。ウォーノック氏は同日、民主党か共和党かといった党派や肌の色の違いを超えた連帯の重要さをキング氏が思い起こさせてくれると語った。
ロイター通信は、バイデン氏が2020年に大統領選で勝利した際は、選挙権拡大に向けた働きかけや他の人種差別問題の解決を訴えることで黒人有権者から強く支持されたが、その後はバイデン氏の行動が不十分だと失望を表明する動きもある、と伝えている。(CJC)
海外一覧ページへ
聖書はトランプ関税の対象外に 米国税関・国境警備局が明示 2025年4月27日
WCC 教皇フランシスコを「エキュメニカルな慈しみの預言者」として追悼 2025年4月22日
教皇フランシスコが逝去 前日の復活祭ではメッセージも 2025年4月21日