日本基督教団東北教区センター「エマオ」 開館20周年で記念誌 2023年2月11日
2022年10月に開館20周年を迎えた日本基督教団東北教区センター「エマオ」(仙台市青葉区)は、これまでの歩みをまとめた20周年記念誌を12月に発刊した。歴代館長をはじめ、東北教区センターにかかわった人たちの思いなど20年間にわたる歴史が刻まれている。
同センターは、米国の宣教派遣団体である米国合同教会から土地と資金の提供を受け、2001年10月1日にオープン。鉄筋コンクリート造りの3階建ての1階には、仙台青年学生センター、教区センター受付、2階に講座のための研修室、3階には大小会議室、教区事務所がある。
開館10周年を迎えた年に東日本大震災が発生。それまで、欠陥の多い建物として運営委員会を悩ませてきた「エマオ」だったが、災害時には、東北教区被災者支援センターの活動拠点として最大限に用いられ、被災者支援のために大きな役割を果たした。当時を知とる関係者は、「震災直後から被災者支援センターの受け入れと協力は、思いを越えた出来事だった」と話す。
13年には、「人格なき社団」という法的な立場で、日本基督教団の関係団体となり、新センターを設立。その後、仙台学生センターの活動を継承してきた青年・学生センターが活動を休止し、コロナ禍など、厳しい状況の中ではあったが、教会の活動をサポートできるよう、地域社会とつながることを目指して活動してきた。
記念誌に関する問い合わせは同センター(Tel 022-222-0990)まで。