教会での未信者葬儀は可能か 「キリスト教葬儀の学校」開校 2023年8月1日

 終活と葬儀を専門的に学べる「キリスト教葬儀の学校」(清野勝男子(せいのかつひこ)監修)開講2年目突入を記念して、誰でも無料で参加できるキックオフイベントが7月8日、株式会社ライフワークス主催で開催された。東京プレヤーセンター アルファチャペル(東京都千代田区)を会場に、対面とウエブ会議サービスZoomを使ったオンラインのハイブリット型で行われた。全国から約30人が参加した。

 「キリスト教葬儀の学校」は、キリスト教専門葬儀社のライフワークス(野田和裕代社長)が昨年6月に開始したオンラインセミナー。月額500円で、キリスト教葬儀に特化した大学さながらの専門的な学びと、すぐにできる実践的な終活を毎月Zoomで配信し、これまでの仏式葬儀のあり方が変化する中、キリスト教文化の葬儀の可能性や、未信者に開かれたキリスト教葬儀など神学的な視座で学んでいる。

 今回のキックオフイベントでは、同学校の校長でメイン講師でもある清野氏(日本同盟基督教団土浦めぐみ教会牧師)が、「超高齢多死社会の日本。キリスト教葬儀から関わる教会の役割とは!?」とのテーマで講義。

 土浦めぐみ教会で200人以上(うち50人が未信者)の葬儀を実践してきたという清野氏は、教会での未信者の葬儀に宣教の可能性を見出す。教会で葬儀を行い、納骨することで、教会とのつながりができ、故人を偲ぶために教会に通うことで魂の救いへと導かれていくようになると話す。

 現在では、カトリック教会およびプロテスタント教会の各教派で葬儀の式文の中に、未信者への葬儀に対する配慮が記されているが、全国的に見れば未信者の葬儀の数はまだまだ少ない。

 講演後には「キリスト教葬儀の学校」でも取り入れているディスカッションが行われ、語り合った内容をグループごとに発表した。

宣教・教会・神学一覧ページへ

宣教・教会・神学の最新記事一覧

  • 聖コレクション リアル神ゲーあります。「聖書で、遊ぼう。」聖書コレクション
  • 求人/募集/招聘