【能登半島地震】 北陸学院大学、中高の建物に損傷 支援窓口を開設 2024年1月21日

 キリスト教学校教育同盟(西原廉太理事長)は1月9日、加盟校である北陸学院(楠本史郎理事長)からの情報として、現在の被災状況をホームページ上に掲載した。

 それによると、同学院の全部局とも1月9日より授業を開始(大学は12日までオンデマンド授業、15日から通常授業へ移行)。

 大学の壁床に一部亀裂があるが安全面で問題はなく、他部局は大きな被害はなかった。全部局で備品などの落下による破損はあるものの、甚大なものではない。建物の亀裂、地中配管破損などによる漏水については現状では不明。

 学生・生徒などは一部確認中だが、現状では人的被害はなし。教職員はほぼ確認が取れており、直接の人的被害を心配することはないという。

 中学高校では建物の外壁が剥がれ、窓ガラス2カ所破損、モニター落下、プロジェクター外れ、家庭科室・美術室の教材・教具落下破損、図書・資料の落下などのほか、パイプオルガンに修理の必要性が出る模様。小学校では施設の破損はなく、授業機材や図書などが散乱したという。

 また、「能登地方に帰省中の学生・教職員に避難所生活のケースがあること、教会・信徒の被害が大きく、心配している」旨も報告されている。

 同盟事務局は、今後新たな情報があればお知らせするとしている。

北陸学院大学(石川県金沢市)

 北陸学院キリスト教センター(堀岡満喜子センター長)は15日、同学院における活動・支援などを実施するため、「北陸学院キリスト教センター」としてFacebook ページ(https://bit.ly/47EHy5T)を立ち上げた。共生地域創造財団(https://from-east.org/)から「金沢に拠点となる支援物資保管場所がほしい」との要請を受け、校内の一角に場所を確保し、同財団スタッフ、教職員、生徒も一緒に水や簡易トイレなどの物資を運びこんでいる。今後、支援物資の仲介、支援金の口座の案内、生徒・学生ボランティアのサポートなどを展開する予定。

 中学校・高等学校学校長でもある堀岡氏は、「今は、まだ、何ができるのか手探りの時ですが、皆様とご一緒に歩んでいきたいと願っています。これから、少しずつ、学校ならではの支援活動、特に地域の子どもたち、中高生、大学生、若い人たちを応援していきたいとも思っています」としている。

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