ウクライナ教会・宗教団体協議会（ＵＣＣＲＯ）の代表団は１月３０日、ロンドンの公邸で、ヨーロッパ教会協議会（ＣＥＣ）の議長であるティアテイラおよび英国のニキタス大主教座下（ギリシャ正教会）と会談した。

　それによると、会談では、ＣＥＣの「平和への道」イニシアチブを通じたウクライナへの支援に焦点が当てられた。ニキタス大主教座下は、ウクライナにおける正義・平和・和解を訴えるＣＥＣの取り組みについて概説した。また、英国における宗教間対話と宗教生活についての見解も共有した。

　ＵＣＣＲＯ代表団は、ＣＥＣの支援と、エキュメニカルおよび政治的な議論におけるウクライナの声を増幅する取り組みに感謝した。双方は、平和構築の取り組みを促進するために２０２５年に協力を強化する方法について協議した。

　昨年１２月、ＣＥＣはワルシャワで公正な平和に関する協議会を主催し、ウクライナおよびヨーロッパの教会の代表者を含む８０人の参加者を集めた。この会合では、ロシアのウクライナ戦争における公正な平和の神学的、倫理的、実践的側面を検討し、真実、正義、和解に焦点を当てた。

　ＣＥＣは引き続きウクライナを支援し、教会やコミュニティと協力しながら、対話と協力を通じて正義と和解を促進しているという。

　ＵＣＣＲＯの公式サイトによると、この会談は１月２９日からＵＣＣＲＯが開始したロンドン訪問の一環で、初日にＵＣＣＲＯ代表団は英国議会の信教の自由に関する全党議会グループを代表する議員団と会談したという。

（エキュメニカル・ニュース・ジャパン）