第1回「シグニス動画フェスティバル」 6作品受賞 審査員の映画監督らトーク 2025年5月14日

 ⽇本聖書協会主催の「聖書動画コンテスト」を継承する形で行われた第1回「シグニス動画フェスティバル」の授賞式が5月3日、カトリック麹町教会(東京都千代田区)岐部ホールで行われた(SIGNIS JAPAN=カトリックメディア協議会=主催、日本聖書協会、OBSBOT、キリスト教動画伝道ネットワーク協賛)。2022年まで7回にわたり開催されてきた「聖書動画コンテスト」が区切りを迎えたことを受けて、関係者の提案により形を変えて継続することとなった。

 応募のあった3分以内の「福音的な動画」全21作品の中から以下の6作品が受賞。それぞれの作品が上映された後、受賞者が作品への思いと受賞の喜びを語った。

・カトリック広報担当司教賞:ルイス・デ・アルメイダ研究会 乃木リリー「Luis de Almeida 500年目の巡礼」
・シグニス大賞:玉田小右「あの日の青島」
・日本聖書協会賞:辻 勇輝「映画予告風“福音”」
・OBSBOT賞A:日本福音ルーテル箱崎教会 和田憲明「テゼ: 録音会 “新しい歌” – New songs from Taizé –」
・OBSBOT賞B:日本ナザレン教団 ピースコミュニティチャーチ 旭川神居伝道所 定池広季「ライブストリーミングの成長」
・キリスト教動画伝道ネットワーク賞:萬代恵嗣「聖書将棋(放蕩息子)」

 続く第2部では、審査員を務めた酒井俊弘氏(日本カトリック司教協議会広報担当司教)、映画監督の岸本景子氏、松本准平氏が登壇。同じく審査に携わった片岡賢蔵氏(キリスト教動画伝道ネットワーク主宰、日本基督教団東中通教会牧師)による司会のもと、応募作品の講評、映像制作の魅力と秘訣、宣教における動画の可能性などについて語り合った。

 松本氏は、受賞作「あの日の青島」で中華料理店のターンテーブルにカメラを置いて撮られた映像について「嫉妬してしまうような発明」と称賛し、カメラを意識させない素の姿を撮ることの難しさを強調。岸田氏は「視覚的な表現が信仰の伝達において重要な役割を果たす」と述べ、動画撮影の初心者に向けたアドバイスとして、スマホやマイクなどを持ち歩き、身近にあるものから撮ってみることを勧めた。

 終盤では、翌4日から募集が開始された第2回の要項も発表。「旅、巡礼、希望」をテーマに、11月30日まで動画を募集する。詳しくは公式サイト(https://bit.ly/4j45CF8)まで。同サイトでは応募された作品も視聴できる。

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