ゼレンスキー大統領 モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会首座主教の国籍を剥奪 2025年7月11日

モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会(UOC-MP)のオレスト・オヌフリー首座主教=写真=は、ウクライナ当局によってウクライナ国籍を剥奪された。ウクライナ保安庁(SBU)が7月2日にウクライナ語の公式サイトで発表し、ウクライナの国営通信社「ウクルインフォルム」などが伝えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、モスクワ総主教庁(聖庁)系ウクライナ正教会のオヌフリー首座主教として知られる、オレスト・ベレゾフスキー氏のウクライナ国籍を剥奪する大統領令に署名したと、ウクルインフォルム日本語版が報じた。
正教系英文ニュースメディア「オーソドックス・タイムズ」は2023年4月12日、オヌフリー首座主教がロシアのパスポートを持っていると報じていた。
モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会は5月21日、ロシア正教会のトップであるキリル総主教が、ロシアがウクライナへ全面侵攻を開始して以降、ロシアのプーチン政権を擁護し、侵略を正当化していることを非難していた。
(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)
By Vadim Chuprina - File:Onufriy_(Berezovsky)17.08.2014_Vadim_Chuprina.jpg, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=74491091