エルサレム総主教および教会指導者ら 「キリスト教シオニズム」は「有害なイデオロギー」と批判 2026年2月3日

 エルサレムにあるキリスト教会の総主教や教会指導者らは1月17日付の声明で、「キリスト教シオニズムといった有害なイデオロギーを推進する地元の人々による最近の活動は、人々を惑わし、混乱を招き、私たちの群れの一致を損なう」などと批判した。アルメニア使徒エルサレム総主教庁が同日、英文フェイスブックでその声明の全文を掲載し、トルコのニュースサイト「HyeTert」やアラブ諸国の国際的な独立ニュースメディア「アルジャジーラ」などが報じた。

 同総主教庁が掲載した全文は以下の通り(仮訳=エキュメニカル・ニュース・ジャパン)。


エルサレム総主教および教会指導者たちによる、聖地におけるキリスト教共同体の一致と代表に関する声明

 聖地における総主教および教会指導者は、信者と世界に対し、この地におけるキリストの群れは、何世紀にもわたって揺るぎない献身をもって聖なる奉仕を担ってきた使徒教会に託されていることを明言します。キリスト教シオニズムといった有害なイデオロギーを推進する地元の人々による最近の活動は、人々を惑わし、混乱を招き、私たちの群れの一致を損ないます。これらの活動は、聖地および中東地域におけるキリスト教の存在を損なう可能性のある政治的アジェンダを推進しようとする、イスラエル国内外の一部の政治関係者の支持を得ています。

 聖書は、「私たちも数は多いが、キリストにあって一つの体であり、一人一人が互いに部分なのです」(ローマ12:5、聖書協会共同訳)と教えています。教会の交わりの外に権威を主張することは、信者の一致を傷つけ、主が生き、教え、苦しみ、そして復活されたまさにその地において、歴史ある教会に託された司牧的使命に重荷を負わせることになります。

 総主教と教会指導者たちは、これらの人々が地元でも国際的にも公式レベルで歓迎されてきたことを懸念しています。このような行為は、教会の内部生活への干渉であり、エルサレムの総主教と教会指導者に与えられた司牧的責任を無視するものです。

 エルサレムの総主教と教会指導者たちは、聖地におけるキリスト教の修道生活、共同体生活、司牧生活に関する事柄において、教会とその信徒を代表するのは自分たちだけであることを改めて強調します。

 魂の牧者であり守護者である主が、この聖なる地において、御自身の民を守り、御自身の証しを守るために知恵を与えてくださいますように。

エルサレム諸教会の総主教および教会指導者たち

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