トランプ大統領に「福音派」指導者が祈り 中東情勢緊迫下で執務室に集う 2026年3月22日

 イランをめぐる情勢が緊迫する中、トランプ大統領がホワイトハウスでキリスト教福音派の指導者らを招き、按手による祈りを受けた出来事が注目を集めている。英紙「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。

 報じられた動画では、執務室に座る大統領を取り囲んだ牧師や「福音派」指導者らが、その肩に手を置いて導きと守りを祈る様子が映っている。

 出席者の中には、トランプ氏の長年の精神的助言者で、新設された信仰局を率いるポーラ・ホワイト氏のほか、カリフォルニア州の大規模教会を牧するグレッグ・ローリー氏、ジェンテゼン・フランクリン氏、福音派指導者のジョニー・ムーア氏らが名を連ねた。

 祈りの中では、大統領に「天からの知恵」が与えられ、困難な時代において正しい判断ができるよう求める言葉が語られた。また、米国と軍への守り、国家の一致と正義の回復が願われ、「イエスのみ名によって祝福が注がれるように」と結ばれた。

 この祈祷は、米国とイランの対立が一層深まる中で実施された。トランプ大統領は同時期、イランに対して強硬な姿勢を示し、「無条件降伏以外に合意はない」と発言しており、外交・軍事的緊張の高まりが背景にあるとみられる。

 トランプ政権下では、福音派指導者との近い関係が一貫して指摘されてきた。大統領が政策判断や危機対応の局面で宗教指導者を執務室に招き、祈りや助言を求める姿勢は、その象徴的な一場面といえる。今回の祈祷も、信仰と政治の結びつきが改めて可視化された出来事として波紋を広げている。

(翻訳協力=中山信之)

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