日本YMCA同盟新総主事に太田直宏氏 就退任式で使命引き継ぐ 2026年4月2日

日本YMCA同盟は3月20日、日本基督教団番町教会(東京都新宿区)で国内外から関係者ら100人余りが見守る中、総主事就退任式を開催した。総主事および代表理事を務めてきた田口努氏が任期満了に伴い2026年3月31日で退任し、4月1日付で太田直宏氏=写真右=が新総主事に就任する。
新総主事の太田氏は関西学院大学卒業後、一般企業勤務を経て海外ボランティア活動に従事。その経験をもとにYMCAに関わり、神戸YMCA職員などを経て長年にわたって青少年育成やキャンプ事業に携わってきた。近年はYMCAせとうち総主事および代表理事として地域活動を担い、国内YMCA運動の推進にも貢献してきた。また、日本YMCA同盟の委員なども歴任し、全国運動や国際的ネットワークとの連携にも関わってきた経験を持つ。
この日の式典にはアジア・太平洋YMCA同盟関係者のほか、世界YMCAからもオンラインでメッセージが寄せられた。会場にはウクライナ避難者も同席し、手作りの工芸品が参加者に贈られるなど、国際的連帯と支援の姿勢が共有された。
さらに、能登半島地震や豪雨災害の被災地支援に関する品も配られ、戦争の終結と復興、平和への願いを分かち合う機会となった。
就任式を終えた太田氏は本紙の取材に応じ、「世界的な対立や国内の格差・分断が深まる今、私たちは『世界YMCA Vision 2030』を軸に、心の壁を越えた対話と調和を目指します。2026年度の日本YMCA同盟 基本聖句は『隣人を自分のように愛しなさい』(マタイによる福音書22章39節)としました。目の前の一人と誠実に向き合う一歩を積み重ね、違いを尊重し、孤立を希望へと変える活動を推進します。そのためにも、国内外のYMCAと手を携えながら、より良い世界の実現へ歩み続けます」と抱負を語った。同盟は今回の交代を節目に、新体制のもとでビジョンの実現に向けた歩みを進めるとしている。
写真=日本YMCA同盟公式サイトより














