真生会館の建て替え支援を 関係者らが電子書籍を販売 2014年11月8日

 「わたしにとっての真生会館」プロジェクトチーム(安部尚登代表)は10月17日、真生会館(新宿区信濃町)ビル建て替え支援のため、書籍『わたしにとっての真生会館』を、オンライン出版サイト「BCCKS」から出版した。

 真生会館は、カトリック司祭の岩下壮一氏(故人)が1934年、財団法人聖フヰリッポ寮として設立された青少年育成施設で、52年からは財団法人真生会館として多くの人に学習の場を提供してきた。

 73年に現在のビルに建て直され、現在は一部を上智大学国際学生寮と併用し、学習センター、聖書センター、学生センターの三事業部門で講座や講演会、『今日のみことば』などの出版物を編集、出版する事業、学生のための研修、勉強会を行っている。

 同法人が先の大震災後、会館の耐震診断を行ったところ、新しい耐震基準をクリアしていないことが判明し、会館の建て替えを決定した。建て替え後は、上智大学国際学生寮とは事実上別棟となる。あわせて、公益財団法人の認定が受けられるように法人格の転換を内閣府に申請する予定。

 現在、建て替えのための「真生会館建替プロジェクト」を立ち上げ、寄付を募っている。このプロジェクトは目標金額を定めておらず、寄付金の1口の目安も「お気持ち」「やもめの献金」として金額を定めていない。10月3日の時点で約6千600万円の寄付が寄せられている。

 今回、同プロジェクトの一環として、関係者有志が「わたしにとっての真生会館」プロジェクトチームを立ち上げ、かつて真生会館で活動していた「元青年」たちと、現在集っている青年たちによる、真生会館への自分たちの想いを綴った文章、思い出の写真から構成されている『わたしにとっての真生会館』を出版した。

 同書は全48頁の文庫判で、電子書籍と紙本の2バージョンがあり、電子書籍版は無料、BCCKS内やダウンロードして読める。紙本は1080円(税込・送料別)でBCCKSから購入することができ、紙本1冊あたり作成原価および手数料を除いた約500円が一般財団法人真生会館に寄付される。

 寄付についての問合せは真生会館事務局・桑原一利(℡03・3351・7121)まで 。詳細は公式サイト(http://www.catholic-shinseikaikan.or.jp/donation/)を参照。

 

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