カトリック新聞連載のエッセー「若者へのメッセージ　不安社会の中で逆流を生き抜く」１３０回分を書籍化！

この世に生まれてきた幸を喜び、自らの能力を他者のために差し出せる人間を育てる
　――諦め知らずの熱血教師が学生たちとの出会いを通して語る希望のメッセージ

「多様な背景を持つ人々が存在するのが現実の社会です。しかし、同時に私たちは共に生きていかなくてはなりません。多様性のある社会だからこそ、普遍の価値観を見つめ直すのです。それは、いのちへの愛、人間への愛です。すなわち『互いが愛し合うこと』の真面目な実践に他なりません。今この時、これ以上に何が必要というのでしょうか。」（本文より）

【著者紹介】
仲野好重（なかの・よしえ）
　１９６２年、兵庫県生まれ。聖心女子大学を卒業後、米国・セントルイス大学大学院にてPh.D.（心理学）。尼崎市教育委員長ならびに大学教授を経て、２０１１年７月から一般財団法人人間塾塾長。２０１２年から２０２２年まで尼崎市文化振興財団理事長。専門は心理学、人間発達、生涯教育。持ち前のユーモアで、難しい印象になりがちな心理学を分かりやすく解説する。教育活動のベースは、心理学、哲学、教育学、芸術など多岐にわたる。人間の可能性と才能を発見し引き出すことが自らの天職と信じ、全身全霊を込めて邁進中。