日本聖書協会 聖書普及150年を機に 教皇レオ14世へ聖書を献呈 2025年11月7日

 日本聖書協会(石田学理事長)は10月10日、教皇レオ14世に『旧約聖書 詩篇 四訳対照』および『聖書協会共同訳 新約聖書 ミニチュアバイブル』特装版を献呈した。献呈は、同協会副理事長の菊地功枢機卿(東京大司教)が、サン・ジョヴァンニ・レオナルディ教会への名義教会着任式のためローマを訪れ、教皇に個人謁見した際に行われたもの。同協会による聖書の献呈は今回が初。

 今回献呈された聖書はいずれも、日本における聖書普及事業150年を記念して刊行された特別版。『旧約聖書 詩篇 四訳対照』は、「文語訳」「口語訳」「新共同訳」「聖書協会共同訳」の4種を「詩篇」で比較できるよう編纂されたもので、異なる時代の翻訳を通して日本語聖書の歩みをたどることができる。装丁には2種類の紙を箔押しで組み合わせた特製デザインを採用。10月1日に東京で行われた記念レセプションでも来賓に贈呈された。教皇には小口三方に金箔を施した特装版が贈られた。

 一方、『聖書協会共同訳 新約聖書 ミニチュアバイブル』は、6センチ×4センチという掌サイズに全ページを収めた革装の本格仕様。白い総革表紙に金箔をあしらい、特製の収納箱に収められている。教皇に献呈されたものは天金仕様の特別版だったという。

写真=献呈されたミニチュアバイブルを手にする教皇(右) © Vatican Media

宣教・教会・神学一覧ページへ

宣教・教会・神学の最新記事一覧

  • 聖コレクション リアル神ゲーあります。「聖書で、遊ぼう。」聖書コレクション
  • 求人/募集/招聘