アジアキリスト教協議会次期総幹事に 大韓イエス教長老会の文貞恩氏 2025年11月27日

アジアキリスト教協議会(CCA)は、タイ・チェンマイのCCA本部で開催されている常議員会において、大韓イエス教長老会(PCK)で按手礼を受けた牧師である文貞恩(ムン・ジョンウン)氏を新総幹事に選出した。CCAが11月20日に公式サイトなどで発表した。
常議員会は、選考委員会が推薦した2人の候補者を検討し、非公開の会議において文貞恩氏を次期総幹事に選出した。
文氏は現総幹事であるマシューズ・ジョージ・チュナカラ博士の後任となり、2026年6月5日にCCA本部で就任式が行われた後、正式に就任する。CCA議長のルーエル・ノーマン・マリグザ主教と総幹事のマシューズ・ジョージ・チュナカラ氏は、CCA総幹事に選出された文氏を祝福し、歓迎した。
文氏は、過去14年間CCAに奉仕してきた豊富な経験を新たな職務に活かす。2012年から2016年まではCCAの信仰・宣教・一致担当幹事を務め、2016年からは「一致における宣教」と「文脈神学」のプログラムコーディネーターを務めている。CCAに加わる前は、大韓イエス教長老会(PCK)総会事務局でエキュメニカル関係企画担当幹事を務めていた。
2004年10月21日、PCKソウル長老会第167回会合により按手礼を受けた文氏は、CCAとの長年にわたる関わりを誇っている。その関わりは、フィリピン・マニラで開催された第9回総会(1990年)の青年部会委員として始まった。その後、インドネシア・トモホンで開催された第11回総会(2000年)では投票権を持つ代表を務め、CCAプログラム委員会委員(2000~2005年)に選出された。長年にわたり、第12回総会(2005年)や創立50周年記念式典(2007年)など、CCAの主要な行事に積極的に参加している。CCAスタッフの一員として、彼女は2015年と2023年の2度のCCA総会の企画・準備スタッフチームで主要な役割を担った。
文氏はまた、世界教会協議会(WCC)や韓国キリスト教教会協議会(NCCK)、そして韓国女性神学者協会など、より広範なエキュメニカル・プログラムにも関わってきた。
11月20日午後の常議員会で選考委員会の報告書を発表した際、選考委員会のコーディネーターでありCCA副議長でもあるアンナ・アリシャ・マシュー・サイモン博士は、委員会メンバーに対し、徹底的な選考プロセス、各応募者を評価する際に用いた基準、そして面接後に候補者2人を絞り込むために委員会が行った手順について説明した。
常議員会による最終投票に、文牧師とともに提案されたもう1人の人物は、オーストラリア合同教会の聖職者であるジ・チャン博士であった。
CCA常議員会は、2025年11月21日に閉会の礼拝をもって会期を終了した。
(エキュメニカル・ニュース・ジャパン)

















