米国宗教学会賞にアンドリュー・マーク・ヘンリー氏 You Tubeで一般向けに宗教情報を発信 2026年1月27日

 全米最大の宗教学の学術組織、米国宗教学会(AAR)は1月21日、2026年のマーティン・マーティー賞を宗教学者(博士)でユーチューバーのアンドリュー・マーク・ヘンリー氏に授与すると発表した。同賞は「宗教の公共理解」のために優れた功績をあげた学者に与えられるもので、ヘンリー氏の長年のYou Tube発信活動を称えるものとなった。

 ヘンリー氏の専門は初期キリスト教史で、2020年にボストン大学で博士号取得。博士課程在籍中の2014年にYou Tubeチャンネル「朝食に宗教を」(Religion for Breakfast)を開設し、現在までに300以上の動画を作成・公開。キリスト教、ヒンドゥー教、仏教といった個別宗教の解説に加えて、現代米国や世界における宗教時事問題を幅広く解説してきた。一般向けの平易かつ中立的な語り、また緻密な学術的な裏づけが評判を呼び、チャンネル登録者数は現在110万人を超えている。月間の動画再生回数のうち51%は米国外からのアクセスだという。米国宗教学会は今回の賞の授与に際し、ヘンリー氏を「宗教学を一般の幅広い聴衆にとって信頼できる形で解釈し、数多くの協働を通じて学界と社会のあいだに橋を架けてきた」と称えた。

 マーティン・マーティー賞は1996年創設。キリスト教神学者で公共知識人としても活躍したマーティン・マーティー(シカゴ大学神学部教授)の名を冠した賞で、一般社会における宗教理解の向上に尽力している学者に毎年与えられる。

(木村 智)

By Alliterative, CC BY 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=152554468

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