【雑誌紹介】 変革を重ねていく教会 『信徒の友』(4月号)

 特集「第二バチカン公会議と私たち」。「第二バチカン公会議が閉会してから60年。そもそも教会はひとつ。カトリック教会の変革はプロテスタント教会の変革となってきただろうか」と前書きで同誌編集部が問う。

 小栗献(神戸聖愛教会牧師)が「礼拝は変わるもの」と題し、第二バチカン公会議の大きな改革の一つとして「礼拝刷新」を挙げる。

 「それ以前のミサはラテン語で行われ、会衆の参加はごく限られたものでした。公会議以降はそれぞれの国と地域のことばで行うことができるようになり、それぞれの地域で作られた聖歌が歌われるようになりました。典礼全体がシンプルになり、聖書朗読など、信徒の参与が増えました。聖書朗読と説教にも重きを置くようになりました」

 「これらの変革によって、カトリック教会のミサはプロテスタントの礼拝に近づいたと言えるでしょう。一方のプロテスタントの礼拝も、ミサの伝統を取り入れつつ礼拝改革を進めています。そこには自分たちの礼拝のルーツとしてのカトリックの典礼の中から、自分たちが失ってきたものを取り戻そうという姿勢があったと思います」

 「第二バチカン公会議でなされた改革は、時間をかけて準備を重ねた上でなされました。その改革は直ちに徹底的に実行されました。そこに強い一体性を保持するカトリック教会の組織の力があることはいうまでもありません」

 「その間、プロテスタント教会がカトリック教会の変革に対して徹底した議論をもって応答してきたとはいえないでしょう。しかし現代社会に立つ教会として、礼拝を変えていかねばならないのはプロテスタント教会も同じです。変革を重ねていくカトリック教会に学び、実行していくことがそれぞれの教会に求められているのではないでしょうか」

【700円(本体636円+税)】
【日本キリスト教団出版局】

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