【書評】 『あなたのままで輝いて』 マザー・テレサが教えてくれたこと 片柳弘史 文 RIE 絵

「あなたは、あなたのままでいい。あなたのままで輝いて」。マザー・テレサの人生から生まれた言葉の数々と、RIE氏の温もりのある絵が、悩みを抱えた現代人の心を照らしてくれる。
前作『世界で一番たいせつなあなたへ』に続く本書のテーマは「愛」。マザーから神父になることを勧められた片柳弘史氏が、マザーにとって「人を愛する」とは、目の前の人に自分のすべてを差し出すことだったと振り返る。
愛するとは、自分を受け入れてくれない相手をゆるすこと。ゆるすことで憎しみは憐みに変わる。そのために、まずは自分自身をゆるすことが求められる。
幸せになるのはとても簡単だと片柳氏は言う。「ありのままの自分を大切にするだけで、わたしたちの人生は輝き始める」。「愛するためのヒント」に満ちた本書はプレゼントにも最適。
【本体1200円+税】
【PHP研究所】978-4-569-82988-3