【書評】 『「霊性の神学」とは何か――福音主義の霊性を求める対話』 篠原 明

「私は聖書信仰に立ち、聖書が誤りのない神の言葉であり、信仰と生活の最高権威であることを確信していました。その一方で、私自身の内面に言いようのない霊的な欠乏感があり、それを消し去ることができませんでした。霊的な飢え渇き、キリスト者としての生き方の統一感のなさ、みことばと心の関係という問題は、『霊性(スピリチュアリティ)』と呼ばれる分野であることが徐々にわかってきました」
霊性を「聖霊により福音に生き抜くこと」「神に生きること」と捉え、著名な神学者たちの霊的
洞察に学びつつ、自身の内的経験を交えながら、自己と神学との統合・福音主義神学と霊性の調和
を試みる本書。キリスト教信仰の霊的豊かさに触れる1冊。
マクグラス、エドワーズ、カルヴァン、ナウエンらから学び、福音主義神学と霊性の調和を試みる。
【本体1,800 円+税】
【あめんどう】978-4900677357