【雑誌紹介】 子どもから学び、私たちが変わろう 『季刊・教師の友』2020年1,2,3月号

特集「子どもと共に育まれるCS」。「教会学校を心を育て合う場に」(田中哲)、「私たちのCSをご紹介!」(加藤恵ほか)、「座談会=子どもから学び、私たちが変わろう!」(『教師の友』編集委員会)。
「育ちのコミュニティー」という小見出しで、田中哲(児童精神科医)が「心の育ちのために、人はコミュニティーを必要としています。『育ちのコミュニティー』というのは、ここでは単なる知り合いの集団ではなく、お互いのあり方を認めながら育つことを可能にするような人々の集まりのことです。とりわけ子どものためにこのことは重要で、育ちのコミュニティーの中では、子どもの育ちへの関心が共有されています。社会にはさまざまなコミュニティーが存在しますが、子どもが育つために必要とするのは、このような意味でのコミュニティーなのです。多様なコミュニティーがあればあるほど、子どもたちの多様な育ちが可能になります。……時代は人々が直接のつながりを極力避け、これまで機能していたコミュニティーが実質的に解体する方向に向かっているのですが、子どもたちの心の育ちのためには依然として多様なコミュニティーが必要なのです」と。
連載では「テーマでたどるキリスト教教育」の「『隣人』としての在日コリアン」(金性済)に注目 。
【本体1528円+税】
【日本キリスト教団出版局】